埼玉県川口市のKailas Roboticsは、12月3〜6日に東京ビッグサイトで開催される2025国際ロボット展（IREX 2025）に初出展し、「自律移動×高精度操作」を掲げた2機種を披露します。会場は西展示棟の西4ホール、ブースW4-120で、入場は事前登録により無料です。
物流・製造の仕分けを想定したMobiRoboは、ToF方式の3DカメラでPick/Place位置を自動特定し、最大1kgの物体を真空ポンプで吸着して搬送します。バーコード・QR・郵便番号による自動仕分けに対応し、AGV/UGV（無人搬送車）の自動運転・自動充電とも連携。Lidar（レーザー距離計）と超音波センサで安全停止し、無線通信で周辺機器と接続します。
農業向けの「いちごPick & Placeロボット」は、3Dイメージ学習で果実の姿勢3軸（Yaw/Pitch/Roll）を高精度に認識し、力制御対応のグリッパで傷を抑えて把持します。レール走行でX方向に連続移動しながら作業し、ToF 3Dカメラの画像からPickだけでなくPlace位置も自動で決定します。
同社はCES 2025 Innovation Awardを受賞し、B Dash Campで決勝進出、Murata「Kumihimo Tech Challenge」で優秀賞も獲得。代表の塩見佳久氏は、未来の産業現場におけるロボットの働き方を来場者に体験してほしいとしています。
今後は、会期中のデモや来場者からのフィードバックを踏まえ、現場導入に必要な安全基準適合や運用要件の詰め、量産に向けた仕様確定が焦点となります。実証の結果と導入コストの最適化が普及の鍵になります。
【イベント情報】
名称 2025国際ロボット展（IREX 2025）
会期 2025-12-03〜2025-12-06
会場 東京ビッグサイト 西4ホール
ブース W4-120
入場 事前登録により無料
公式サイト https://irex.nikkan.co.jp/
source: PR TIMES